昭和産業は、三井物産傘下のサンエイ糖化の全株式を取得し、子会社化することを決定した。取得価額は150億7500万円で、取得予定日は2020年12月24日となっている。サンエイ糖化は、糖化品や乳酸菌を製造・販売し、医療用途の品質基準をクリアするなど競争力を持っている。昭和産業は、国内における糖化品の安定供給体制を強固にすることを狙っている。M&Aアドバイザーとしては、昭和産業の糖質事業の拡大に向けた戦略的な買収であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。